「白山運動公園を見守ってくださる第6代プロ野球コミッショナー、金子鋭先生。
この美しき球場を、雪国舞茸の血で染めることお許しください…」
「BOSS! 戦闘準備デキマシタゼ!!」
「BOSSの為なら命も捨てる、命知らずの精鋭どもデース!
コレで雪国舞茸とその手下どもが現れても、迎え撃つ準備は万端
デース!」
「…ふっふっふっ、早く来るがいい雪国舞茸。歓迎の準備は整ったぞ」
一方その頃、総員緊急招集がかかった第二事業部――、
「…お前らだけ?」
(というかその犬何??)
「一応全員声かけたんですが…みんな忙しいようで」
「お前の子分はどうした?」
「バイト入ってるそうです」
「菊一文字はどうした?」
「今日は『県警対組織暴力』借りに行くから駄目だそうです」
「アナゴはどうした?」
「県庁所在地にある日本アニメ・マンガ専門学校に
講師として派遣されてます」
「…その他、こういう時使えそうな連中もろもろはどうした?」
「ツアー旅行行ったり
パチスロの宣伝で忙しかったり
まだ海開きしてないから駄目だったりだそうです」
「あ、自分は今日は最新ガンプラの発売日なんで。
一応そいつ、そこらで拾った野良犬ですけど頭数合わせに使ってください。
んじゃ♪」
「………」
「――往くぞ、我が友チャッピーよ!
豪雪地帯酒店・第二事業部の恐ろしさ、奴等に骨の髄まで刻み込んでくれるわ
!」
こうして犬の名前はチャッピーとめでたく決まった。
おめでとうチャッピー。よかったねチャッピー。
(チャッピーのためにつづく!)
(2006年6月10日公開)
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