豪雪地帯酒店漫画

「死闘! 白山運動公園野 球場編」

第3話


  

 

「白山運動公園を見守ってくださる第6代プロ野球コミッショナー、金子鋭先生。
この美しき球場を、雪国舞茸の血で染めることお許しください…」
「BOSS! 戦闘準備デキマシタゼ!!」

 

「BOSSの為なら命も捨てる、命知らずの精鋭どもデース!
コレで雪国舞茸とその手下どもが現れても、迎え撃つ準備は万端 デース!」

「…ふっふっふっ、早く来るがいい雪国舞茸。歓迎の準備は整ったぞ」

一方その頃、総員緊急招集がかかった第二事業部――、

 

 

「…お前らだけ?」
(というかその犬何??)

「一応全員声かけたんですが…みんな忙しいようで」

 

「お前の子分はどうした?」
「バイト入ってるそうです」

 

「菊一文字はどうした?」
「今日は『県警対組織暴力』借りに行くから駄目だそうです」

 

「アナゴはどうした?」
「県庁所在地にある日本アニメ・マンガ専門学校に
講師として派遣されてます」

 

「…その他、こういう時使えそうな連中もろもろはどうした?」
「ツアー旅行行ったり
パチスロの宣伝で忙しかったり
まだ海開きしてないから駄目だったりだそうです」

 

「あ、自分は今日は最新ガンプラの発売日なんで。 
一応そいつ、そこらで拾った野良犬ですけど頭数合わせに使ってください。 んじゃ♪」

「………」

 

 

「――往くぞ、我が友チャッピーよ!
豪雪地帯酒店・第二事業部の恐ろしさ、奴等に骨の髄まで刻み込んでくれるわ !」

こうして犬の名前はチャッピーとめでたく決まった。
おめでとうチャッピー。よかったねチャッピー。
(チャッピーのためにつづく!)

(2006年6月10日公開)

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